今となっては、Google Glassを体験済みですが、Google Glassが登場した時には、どんな風に見えるのか興味がありました。
そこで考えたのが、擬似的にGoogle Glassを体験する方法です。目の前に映像が浮かんでいる状態を体験できます。
用意したのはiPadとデンタルミラーです。iPadである必要はありませんが、10インチクラスのタブレット端末がちょうどいいと思います。
Google Glassで映画を楽しめるかどうかを擬似体験してみましょう。
- あらかじめ、iPadを横位置にした状態で、ディスプレイの回転防止機能をオンにしておきます。
- 次に、好きな映画を全画面で再生します(なければYouTubeの動画でもOK)。
- 上のイラストのように、iPadとデンタルミラーを構えます。このとき、自分から見て映像が上下逆さまになるようにiPadを持ちます。
- 映像がよく見えるように、デンタルミラーのミラーの位置を調整します(視界を遮るくらいが映像は見やすいです)。
このようにして、視線はまっすぐ前を見ます。目の焦点を映像ではなく景色に合わせると、景色の手前に映像が半透明に重なって見えるようになります。
実際にやってみたところ、映画やテレビ番組のような動画であれば、遠くの景色を見ながら同時に映像コンテンツを楽しめそうです。
一方、画面をブラウザなどの情報量の多い静止コンテンツにした場合は、焦点を鏡の方に合わせることで、意外に細かい字も読むことができました。
ただし、画面の文字は左右反転しているため、この方法は実用的ではありません(映像も左右反転していますので、字幕のある映画は厳しいです)。