ゆるゆるプロトタイピング

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イノベーションを生むには“バイアス”を視覚化し壊す必要がある(濱口秀司氏)

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濱口秀司とは?

数年前まであまり表舞台には出てきませんでしたが、デザインコンサルティング会社Zibaの戦略ディレクターであり、数多くの企業のイノベーションをリードしています。最近はあまり使われなくなりましたが、USBメモリの発案者でもあることはあまり知られていません。ちなみに英語版のWikipediaにはしっかりと書かれていました。

While at Ziba, he created the concept of the world's first USB flash drive.

Hideshi Hamaguchi - Wikipedia, the free encyclopedia

 

DFW (Dynamic Frame Working)とは?

イノベーションを生み出すために、彼が提唱するのが「DFW (Dynamic Frame Working) 」と呼ばれる手法です。簡単にいうと、自身がはまっている「バイアス(先入観)」をみつけてその「バイアス」を壊すための手法になります。斬新なアイデアを考える人が得意としていた直観的思考を誰もができるようにしたものといえるでしょう(訓練は必要ですが)。

私自身、2012年に濱口秀司のイノベーション塾[第2回]に参加し、その手法のアプローチ方法の斬新さに衝撃を受けました。

濱口秀司のイノベーション塾 [DFW]ダイナミックフレームワーキング2012

当時はネット上にもDFWに関する記事はほとんどなかったと思うのですが、ここ数年の間に、多数のインタビュー記事や講演の動画を見ることができるようになりました。このことからも、彼が考案したイノベーションの生み出し方に対する注目の高さが伺えます。

 

濱口秀司が考えるイノベーションの定義

  1. 見たこと、聞いたことがない
  2. 実行可能である
  3. 議論を生む

 

DFWに関する記事 ・動画


Think Wrong -- コンセプトクリエイションの手法 | Hideshi Hamaguchi [濱口 秀 ...

 

 アイデアづくりのヒント

  • ストラクチャード・ケイオスに考える(考える頭のモードを意識する)
  • アイデアから切り口をみつけ、フレームワークをつくる(バイアスの視覚化)
  • バイアスを壊すアイデアを強制発想する