アップルが、2016年3月21日(現地時間)にメディア向けのイベントを開催することを発表しましたね。
Apple Event - Keynote March 2016 - Apple
- iPhone SE (仮称)
- 9.7インチのiPad Pro
- Apple Watchの新しいバンド
などが発表されると噂されています。
今回は、気になっている9.7インチのiPad ProにおけるApple Pencilの使用感を、たったのゼロ円でプロトタイピングして確かめてみたいと思います。準備するものは、
- A4用紙
- コピー機
- iPad Air 2(なければ他の9.7インチiPadシリーズでも可)
- iPad Pro
- Apple Pencil
- ハサミもしくはカッター
のみです。
手順(準備)
- まず、iPad Air 2をコピー機の上に下向きにのせ、A4用紙にコピーします。
- A4用紙にコピーされたiPad Airの絵をハサミでくり抜き、同時に画面部分もくり抜きます。
- 次に、以下の写真のようにiPad Proを縦置きにして、印刷&カットした紙を下半分に重ねます。iPad Proの画面はちょうどiPad Air 2の2倍になっているんです。
- 純正のメモアプリを立ち上げます
以上で、準備完了です。
使用感テスト
さっそく、Apple Pencilを使って描いていきます。
これで、まるで9.7インチのiPad Proに描いているような気分を味わうことができます。
iPad Proに比べたら画面が狭く感じるかと思ったのですが、意外といい感じでした。現行iPad Proから買い替える人が増えるかもしれませんね。
調子に乗って、スティーブ・ジョブズをさらっと描いてみました。彼は言っています。「9.7インチiPad ProもiPhone Proも出るよ」と。
なぜなら、
メモアプリのお絵描き機能は、iPad Air 2でも使えるからです。
このお絵描き機能を100%活用するためには、Apple Pencilが必要不可欠です。12.9インチiPad Proのためにだけに作ったとは思えないですよね。
そして、そのApple Pencilは「iPad Proのため」と宣言しています。正確には、「Proシリーズのため」と解釈することができます。要するに、クリエイター(上級者)向けってことですね。
ということは、必然的に、iPhone Proだって出るはずなんです。写真は4.7インチiPhone 6sですが、お絵描き機能を使いたい人は画面が大きい方がいいので、iPhone Proシリーズ?の画面サイズはiPhone Plusシリーズの5.5インチかそれ以上になるでしょう。
Appleの戦略がうまいなぁと思ったのは、手書き機能について、サムスンとは逆のことをしているんですよね。
サムスン
- スマホから始め、タブレットに展開(Galaxy Noteシリーズ)
- ビジネスマン向けにアピール(主にメモ機能)
- 既存の技術を活用(ワコム)
アップル
- 巨大タブレットから始め、スマホでも使えるようにしようとしている(仮説)
- クリエイター向けにアピール(主にイラストレーション)
- 独自技術を開発
アップルはブランドポジションにもブレがありません。
アップルのメモアプリを使ってみて思ったのは、将来的には、iPad Proで描いてiPhone Proでちょっと修正するといった使い方が、何も考えずに誰でもできる未来がそこまで来ているということです。
アップルは今後、iOSのProシリーズを展開し、その全てでペン入力対応していくと考えられます。もしかするとMacBook Proにも対応するかもしれませんね。